お灸は熱くて痛いのでしょうか？どんな症状が改善するのでしょうか？

『お灸をすえる』という言い回しが、悪さをした人をガツンと懲らしめるようなイメージで使われることがあるためか、
お灸は熱い、痛い、怖い、と思っている方も多いのではないでしょうか？
そもそもお灸は懲罰のため、と思い込んでいる若い人もいるかもしれませんね。

お灸は、3千年以上の歴史を持つ東洋医学の治療法の一つです。
お灸でツボを温めることで血行を良くし、自然治癒力を高めることで、
腰痛や肩こり、頭痛、
パソコンやスマホによる眼の疲れなどに効果を発揮します。

お灸は、最近はセルフの商品も出てはいるようですが、プロの施術をお考えなら、
お灸などに対応している整骨院や鍼灸院で受けることができます。

昔は、もぐさという乾燥させたヨモギの葉を丸めたものを、直接肌にのせて火をつけていましたが、
現在のお灸は台座が付いていて、火傷をしにくく、安全な構造になっています。
点火してまもなく、ピリッとした刺激か、熱さを感じたらお灸は終了です。

皮膚上の熱による刺激が、皮下の筋肉・血管、リンパにも影響を及ぼすそうです。
ほとんど痛みのない鍼治療に比べると、ちょっとの刺激がありますが、痛いと感じるほどではないケースが多いです。
皮膚には、わずかに1週間ほど点のような跡が残ることもありますが、施術で使用されるお灸は細いことがほとんどですので、
跡といっても目立つほどのものではないのが大半です。

まとめ

頭痛、腰痛、肩こりなどのほか、自律神経を整える効果もあると言われています。
お灸を打って、頭がすっきりした感覚を持たれる方も多いようです。
免疫力を上げる効果もあるとされ、世界中で注目される、古くて新しい治療法です。