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自分でできる肩こり改善法③

今や国民病ともいわれる肩こりに悩んでいる方、日常生活のなかで解消法を試されていますか? もともと二足歩行をする人間のからだは、重たい頭をささえるために肩こりが生じやすい構造をしています。さらに、現代人はパソコンやスマホなどで首や肩に大きな負担をかけてしまっています。つらい症状を少しでも軽減するために日々の生活に取り入れたい肩こり改善法。その中から今回も前回に引き続き、ストレッチ、ツボ押しについてご紹介いたします。

 

ツボ押し

肩が痛くてストレッチもできないというときは、ツボ押しをしてみましょう。

ツボは正式には「経穴」といいます。東洋医学の考え方に「気」というものがあります。気とは、わかりやすく説明すると生きていくうえで必要な生命エネルギーのことです。東洋医学では、この生命エネルギーの通り道を「経絡」と呼び、経絡のポイントにある穴を経穴と呼びます。人体にあるツボの数はWHO(世界保健機関)でも認められていて、その数は全身に361穴あるとされています。ツボは体の各器官とつながりがあるため、不調が現れたときにそれと関連するツボを押せば、正常な状態に戻せると考えられています。

 

ツボの場所が見つかったら、指などを使って圧迫してみましょう。指先だけで押すのではなく、腕全体の力を使って「イタ気持ちいい」くらいの強さで圧をかけるのがポイントです。ツボ押しをしているときは、ゆっくりと息を吐いて、体をリラックスさせます。

ツボは強く押したからといって、効果が高まるわけではありません。必要以上に刺激を与えると筋肉に負担がかかって、もみ返しが起こる可能性があります。1回あたりの刺激は5秒間を目安に行うようにしましょう。

 

肩の痛みに効くツボの種類

・合谷(ごうこく)

親指と人差し指の間にあるツボで、やや人差し指よりに位置します。親指の腹をツボにあて、人差し指と親指で手を挟み込み、3~5回ほどプッシュします。

・後渓(こうけい)

小指の付け根にあるツボです。手を握ったときにできる2本目のシワの先端にあります。指よりもヘアピンや爪楊枝などの道具を使ったほうが押しやすいかもしれません。3~5回ほど強めに押しましょう。

・手三里(てさんり)

ひじを曲げたときにできる横ジワの先端から、手に向かって指3本分くらい移動したところにあります。もう片方の親指を使って5秒ほど押したら離し、これを3~5回ほど繰り返してください。


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