鍼治療は痛くないのでしょうか？　どんな症状が改善するのでしょうか？

『鍼治療』『鍼灸』の看板を街で見かけたことがあるのではないでしょうか。
痛い治療なのではないかと想像している方は多いと思います。
実際のところ、鍼は、正しい施術によりしかるべきツボに打てば、ほとんど痛みを感じない治療法です。

パソコンやスマホの長時間利用による頭痛や肩・首の痛み。加齢やスポーツが原因の腰痛。腕の痛み。
また更年期の頭痛・めまい・不眠や胃痛などの症状がある方は、鍼灸を行なってみてはいかがでしょうか。

鍼は人が本来持つ生体反応を利用した、古来からの治療法のため、副作用もなく、体への負担もありません。
打撲、捻挫、脱臼などの損傷に対して施術を行う施術とは違い、外科的損傷ではない、痛みや不調が診療の対象となります。

選び方としては、完全滅菌消毒による、個人専用鍼を使用している衛生管理のしっかりしたところを選ぶことが大切です。
鍼はしなるほど細いものが使用され、打つときも、抜くときも痛みは生じません。
出血することもほぼないですし、皮膚に目に見える傷が残ったりすることもありません。
院により差がありますが、1時間程度の施術で、痛みが改善したり、体全体がスッキリする感覚を得られることも多いです。
お灸とセットでの治療になるケースもあります。

初診の場合は、先生とよく話し合って、お灸も取り入れるかどうか相談しましょう。
人が本来持つ生体反応を利用しているため、翌日以降に徐々に体調が改善していくのを感じられることもあります。
治療は一度で済むことも、何度か通いになることもあります。
病名がつかないような、なんとなく体調がすぐれないといった感覚がある方にも、
「鍼治療」「鍼灸」は効果を発揮する東洋医学の治療法です。